まさおの忘れないメモ

忘れないメモ

UF2010モデル作成@PSpice model editor

UF2010のモデル作成のために、OrCADの無償版をインストールしてPSice mode editorを使用してみました。めちゃめちゃ便利ですが、あまり頭を使わなくてもモデル作成できてしまいますので、逆に頭が退化しそうです。

使いこなすためには、ある程度、データシートから手計算でモデルを読み解く力が必要かもしれません。PSpice model editorで抽出したUF2010のモデルパラメータの画像を載せてメモします。

今回は、UF2010のデータシートから順方向特性と逆方向電流からのパラメーター抽出を行っています。バイアス電圧を与えるためのダイオードですので、逆回復特性、接合容量特性はデータシートに記載されている値を使用することにします。

f:id:jiumijinjie4177:20200630000511p:plain

Pspiceモデル作成①

f:id:jiumijinjie4177:20200630000545p:plain

PSpiceモデル作成②

今回、少し悩んだのが、逆方向電流とモデルパラメータ作成のsim値の値が一致しなかったことです。そこに対する検証はできておりません。なので、このパラメーターが本当にUF2010の特性を表現できているかは正直怪しい(UF2010の特性を完璧に表現できていない)というのが私の考えです。

が、あまりモデルの出来を気にしていても進めないので、モデルパラメーターの合わせこみは難しい。という実感のみ持って進もうと思います。

ただ、組みたい回路の部品を調べてみると、他にもモデル作成が必要なバイポーラなどがちらほらありそうです。。。

 

UF2010 LTspice モデル作成試行のメモ

UF2010のLTspiceモデルを探したが、すぐには見つかりませんでしたので、自分でモデル作成が可能かどうかのメモです。しょぼいモデルは、できるのかもしれませんが、今日のところは、作成に関する予備知識のメモまで。

LTspiceのモデルファイル:cmp/libstandard.dio で、他のダイオードのモデルの記述を見てみます。これらのパラメーターを一つづつ紐解いて行けばモデルができるかもしれません。(できるかどうかは、わかりません。)

 

.model PMEG2010AEB D(

+ Is=87.24u

+ Rs=.2728

+ N=.9699

+ Cjo=29.99p

+ M=.3755

+ Eg=.69

+ Xti=2

+ BV=22

+ IBV=.0004

+ Vj=.2604

+ Iave=1

+ Vpk=20

+ mfg=NXP

+type=Schottky)

 

Diode - Wikipedia

LTspiceIV_help

こちらのページ

LTwiki

に記述がありましたので引用させていただきます。特に3番目のページはすごく参考になりました。ありがとうございます。

<パラメータ>

Is      :飽和電流

Rs     :直列抵抗値

N       :エミッション効果係数

CJO  :ゼロバイアス時の空乏層容量

M      :濃度勾配係数

Eg    :エネルギーギャップ(活性化エネルギー)

Xti    :Isの温度指数

BV   :逆方向ブレークダウン電圧

IBV  :逆方向ブレークダウン開始電流

Vj     :ビルトインポテンシャル

Iave  :平均電流定格

Vpk   :ピーク電圧定格

 

データシートからどこまで読み解けるかわかりませんが、ちょっとトライしてみることにします。CQ出版から本も出ていたと思うので、そちらも参照してみようかと。

 

TTA008B LTspiceモデル追加

出力段で使用するTrのLTspiceモデル追加方法のメモ。LTspiceのモデルは東芝さんのホームページにないので、PspiceからのLTspice変換で対応。

■手順

1.PSpiceモデルを東芝さんのHPからダウンロード

2.TTA008B.libに記載の内容を一部コピー(全部は使わない)

f:id:jiumijinjie4177:20200617233327p:plain

使用するファイル_TTA008B.lib

f:id:jiumijinjie4177:20200617231808p:plain

使用箇所は「.MODEL以下を使う」

3.LTspice/lib/cmp/standard.bjt の後ろにコピーした内容を貼り付ける。面倒なので、そのままにしているが、おそらく、+を消して、1行で書いてもいける。。。はず。

<standard.bjt 追加内容>

PSpice記載内容の転機していきます。

.model TTA008B PNP(
+ LEVEL = 1
+ IS = 4e-013
+ BF = 190
+ NF = 1
+ VAF = 10
+ IKF = 2.5
+ ISE = 3e-014
+ NE = 1.2
+ BR = 14
+ NR = 1
+ VAR = 10
+ IKR = 10
+ ISC = 1e-011
+ NC = 1.4
+ NK = 0.8
+ RE = 0.12
+ RB = 0.2
+ RC = 0.005
+ CJE = 4e-010
+ VJE = 0.75
+ MJE = 0.33
+ CJC = 4.5355e-011
+ VJC = 0.53664
+ MJC = 0.42586
+ FC = 0.5
+ TF = 5e-010
+ XTF = 30
+ VTF = 10
+ ITF = 5
+ PTF = 0
+ TR = 50E-09)

 <1行バージョン>

.model TTA008B PNP(LEVEL = 1 IS = 4e-013 BF = 190 NF = 1 VAF = 10 IKF = 2.5 ISE = 3e-014 NE = 1.2 BR = 14 NR = 1 VAR = 10 IKR = 10 ISC = 1e-011 NC = 1.4 NK = 0.8 RE = 0.12 RB = 0.2 RC = 0.005 CJE = 4e-010 VJE = 0.75 MJE = 0.33 CJC = 4.5355e-011 VJC = 0.53664 MJC = 0.42586 FC = 0.5 TF = 5e-0 XTF = 30 VTF = 10 ITF = 5 PTF = 0 TR = 50E-09)

3.精度の確認

LTspiceでモデルの確からしさを確認する。適当なPNPトランジスタを選択して、Pick New transitorでTTA008Bが選択できるようになっているので、そちらで回路を組む。

f:id:jiumijinjie4177:20200617232232p:plain

TTA008B_sim回路図

f:id:jiumijinjie4177:20200617232252p:plain

TTA008B_sim結果_Ie

f:id:jiumijinjie4177:20200617232310p:plain

TTA008B_データシート_VCE-IC特性

確認したのは、Ieで確認しています。LTspiceのグラフのプロットの問題だが、Icがマイナス、Vceもマイナスでデータシートとの対応がとりづらかったのでIe特性で代替。ぱっと見だと精度はあまりよくなさそうな気がします。PNPトランジスタのモデルの作り込みは、難しいものがあるのでしょうか。それともLTspiceだからこうなるのか。。

一旦気にせず、アンプの回路を組んでいきます。

 ■参考にさせて頂いたページ

LTspiceモデル追加>https://detail-infomation.com/ltspice-transistor-model/

東芝さん>https://toshiba.semicon-storage.com/jp/semiconductor/product/bipolar-transistors-igbt/detail.TTA008B.html

TTC015B LTspiceモデル追加

出力段で使用するTrのLTspiceモデル追加方法のメモ。PspiceからのLTspice変換で対応。TTC015BはLTspiceモデルが準備されているが、TTA008BにはLTspiceモデルがなさそうだったので、上記で対応。

 

■手順

1.PSpiceモデルを東芝さんのHPからダウンロード

2.テキストファイルに記載の内容をLTspice/lib/cmp/standard.bjt を編集

 <追加内容>PSpice記載内容の転機

.MODEL TTC015B_BJT NPN(
+ LEVEL = 1
+ IS = 4e-013
+ BF = 190
+ NF = 1
+ VAF = 10
+ IKF = 2.5
+ ISE = 3e-014
+ NE = 1.2
+ BR = 14
+ NR = 1
+ VAR = 10
+ IKR = 10
+ ISC = 1e-011
+ NC = 1.4
+ NK = 0.8
+ RE = 0.12
+ RB = 0.2
+ RC = 0.005
+ CJE = 4e-010
+ VJE = 0.75
+ MJE = 0.33
+ CJC = 4.5355e-011
+ VJC = 0.53664
+ MJC = 0.42586
+ FC = 0.5
+ TF = 5e-010
+ XTF = 30
+ VTF = 10
+ ITF = 5
+ PTF = 0
+ TR = 50E-09
+ EG = 1.11
+ XTB = 1.5251
+ XTI = 6
+ TRC1 = 0.05
+ TNOM = 25)

 

3.精度の確認

LTspiceでモデルの確からしさを確認する

f:id:jiumijinjie4177:20200616001552p:plain

sim回路図

f:id:jiumijinjie4177:20200616001609p:plain

sim結果

f:id:jiumijinjie4177:20200616001623p:plain

データシート記載値

大体の精度は確保できている感じはする。

TTA008Bも同様に実施し、確認する。

 

■参考にさせて頂いたページ

https://detail-infomation.com/ltspice-transistor-model/

https://toshiba.semicon-storage.com/jp/semiconductor/product/bipolar-transistors-igbt/detail.TTC015B.html

Linuxmint azpainter インストール

お絵描きソフトインストール

1.コンパイラ環境のインストール?

$ sudo apt-get install g++ make libX11-dev libXext-dev libXft-dev libXi-dev libjpeg-dev

2.ソフトダウンロード(私は、ver2.1.1)

ここから→ https://ja.osdn.net/projects/azpainter/

3.ダウンロードしたソフトを展開

4.ターミナル起動

5.展開したフォルダへ移動

6.READMEを開いて、それに沿ってインストール

3~6はコマンド的にはこんな感じ

$ tar xf azpainter-2.1.1.tar.bz2
$ cd azpainter-2.1.1

(以下は、READMEの中に書いてあった内容)

$ ./configure
$ make
$ sudo make install-strip

 

$ ./configureしないと、makefileがないとか怒られる。

 

参考にさせて頂いたページ

http://edeito.seesaa.net/article/405030403.html

http://nekomikan-omega.blogspot.jp/2016/08/linuxazpainter.html?m=1